pyenvを用いたAnsibleが利用するPython実行環境の準備、VScodeによるポートフォワーディングの設定

前提

Ubuntuを使用していること

環境構築の流れ

1：パッケージの更新など
2：pyenvを用いたpythonのバージョン管理
3：venvを用いた仮想環境の準備
4：ansibleのインストール
5：vscodeの準備・接続

パッケージの更新など

以下のコマンドをbashで流し込んでください

sudo apt update
sudo apt -y upgrade
sudo apt install -y python3-pip

pyenvを用いたpythonのバージョン管理

必要なライブラリのインストール

以下のコマンドをbashで流し込んでください

sudo apt-get install -y make build-essential libssl-dev zlib1g-dev libbz2-dev \
libreadline-dev libsqlite3-dev wget curl llvm libncurses5-dev libncursesw5-dev xz-utils

pyenvのインストール

以下のコマンドをbashで流し込んでください

git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/任意のディレクトリ名(pyenvなど）

環境変数の設定

以下のコマンドをbashで流し込んでください

echo ‘export PYENV_ROOT=”$HOME/pyenv”‘ >> ~/.bashrc
echo ‘export PATH=”$PYENV_ROOT/bin:$PATH”‘ >> ~/.bashrc
echo ‘eval “$(pyenv init -)”‘ >> ~/.bashrc

.bashrcへの設定反映

以下のコマンドをbashで流し込んでください

source ~/.bashrc

これで準備は完了です

pyenvで使用可能なpythonのバージョン確認

pyenv install -l

pyenvで切り替え可能なpythonのバージョン一覧が確認できます。

pyenvで現在使用しているpythonインタープリターの確認

pyenv versions

使用したいバージョンのpythonのインストール

pyenv install (pyenv install -lで表示されているpythonのバージョン)

バージョンの切り替え

pyenv global （pyenv installでインストールしたpythonのバージョン）

venvを用いた仮想環境の準備

pythonのバージョン管理はpyenvで可能なものの、パッケージ（pip、ansible、ansiblenのcollectionなど）はvenv毎に管理する必要があります。Ansibleのバージョン次第では、うまく動作するモジュールなどがあるため、基本的にはvenvを用途ごとに作成することをお勧めします。

venvの作成

以下のコマンドをbashで流し込んでください

cd ~
mkdir 任意のディレクトリ名(vnevなど）
cd 任意のディレクトリ名
python3 -m venv 任意のディレクトリ名 (venv-1など）

venvの有効化

以下のコマンドをbashで流し込んでください

cd ~
source ~/vnev/任意のディレクトリ名/bin/activate

pythonのバージョン確認

以下のコマンドをbashで流し込んでください

python -V

※pyenv globalで指定したpythonのバージョンが表示されます

venvの無効化

以下のコマンドをbashで流し込んでください

deactivate

ansibleのインストール

以下のコマンドをbashで流し込んでください

cd ~/venv/任意のディレクトリ名
sudo apt update
sudo apt install software-properties-common
sudo apt-add-repository ppa:ansible/ansible
sudo apt update
sudo apt install ansible