[Nutanix]NCA, NCP-MCI v6.5に一発合格したので受験した感想を述べる

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はじめに

Nutanixの資格を2つ受験しました。両方とも無事に合格しました。
今回は、受験の感想について述べていきたいと思います。

NCAとは

Nutanix Certified Associate(NCA)とは、Nutanixが一般向けに用意している資格の中で、最も難易度が低い資格です。

公式サイトでは以下のように紹介されています。

受験者は、約 6 ~ 12 ヶ月間の IT インフラストラクチャーに関する全体的な経験のほか、3 ~ 6 ヶ月の Nutanix による仮想化の実践経験を持っていることをお勧めします。通常、システム管理者、ジュニアエンジニア、ITオペレーターで、Prism UI 内のコンポーネントを操作・識別でき、VM とクラスタのライフサイクル管理タスクを実行し、パフォーマンス、イベント、アラートを監視して報告できることが必要です。Nutanix Hybrid Cloud Fundamentals ( NHCF ) などのトレーニングコースを受講していることが望ましいとされています。

試験範囲

公式サイトをご覧ください。

試験のブループリントはこちらから確認できます。

NCP-MCIとは

Nutanix Certified Professional Multi Cloud Infrastructure(NCP-MCI)とは、Nutanixが一般向けに用意している資格の中で、中程度レベルのレベルに位置付けられている資格です。

公式サイトでは以下のように紹介されています。

一般的な IT インフラストラクチャの経験が約 1 ~ 2 年、Nutanix の仮想化の経験が 6 ~ 12 ヶ月ある方を対象としています。通常、 IT スタッフ、NOC / SOC エスカレーション・エンジニア、ティア2サポート担当者で、文書化された標準と手順を解釈し、仮想インフラストラクチャ・コンポーネントと VM の展開と管理、運用保守タスクの実行などの日常業務を完了できる能力を持っていることが必要です。また、ユーザーロールを設定し、インフラストラクチャーのアラートやイベントを解決することも求められます。

NCPにはMCI以外にも製品ごとに特化した資格が用意されています。

  • NCP-US Volumes、Files、Objectsに特化
  • NCP-DB Nutanix Database Serviceに特化
  • NCP-MCA X-Play、プロジェクト、セルフサービス、ブループリントに特化
  • NCP-EUC 仮想デスクトップをNutanixで提供するのに必要な知識に特化
  • NCP-CI-AWS AWSでNutanixを使用するのに必要な知識に特化
  • NCP-CI-Azure AzureでNutanixを使用するのに必要な知識に特化

詳しくは、以下のリンクから確認できます。

試験範囲

公式サイトをご覧ください。

試験のブループリントはこちらから確認できます。

受験した感想

NCA

Nutanixのコアとなる考え方や主要なコンポーネント、基本的な操作方法や機能について問われます。NCP-MCIを受験する前に試しに受験したところ、あっさり合格しました。制限時間は90分ですが20分程度で終了しました。

Associateレベルと言われる通り、ひねった問題や細かいことについては問われません。ある程度の設計・構築や維持運用経験がある方ならば、試しに受験してみると良いでしょう。

NCP-MCI

NCAよりはかなり広範な範囲について問われます。また、ちょっと触ったことがあるレベルでは答えることができない問題も多い印象です。それなりに勉強する必要があります。

私が受験した場合は、以下の要素については聞かれることは有りませんでした。
もちろん、受験者や時期によって出題される問題は変わりますのであくまでも一例として参考にしてもらえると助かります。

  • Compute-Only node、Storage-Only Nodeといった特殊なノードに関すること
  • Data at Rest Encryptionに関すること
  • Nutanix Files, Volume Group, Objectといった他の試験範囲と重複すること
  • AHV以外で使用する技術(Metro Availavilityなど)
  • Leapに関すること
  • Moveに関すること
  • ライセンスに関すること

一方、次の要素について出題される傾向が多いと感じました。細かく述べると違反しそうなのでざっくり書かせてください。

①セキュリティに関する要素
近年、セキュリティについてはどの企業もシビアになりつつあるのではないでしょうか。特にランサムウェアの脅威は凄まじいものです。
そのせいかわからないですが、私が受験した時には、セキュリティに関する技術について問われる問題が多く出題されています。

②VMに関する要素
NutanixではGUIで簡単にVMを作成することが可能ですが、CLIの場合は更に細かいところまで設定することができます。
以下の記事に目を通して理解しておくと良いのではないでしょうか。

③NWに関する要素
サーバー屋さんからすると、苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか。しかしながら、試験ではこれに関連した質問がかなり出題された印象です。
改めて、Virtual Switch、ブリッジ、NICチーミングの方法、VLAN作成の仕方、NW設計時のベストプラクティスなどを復習しましょう。
NWに関するベストプラクティスについては、以下の記事で整理しております。是非ご参考にしていただけると幸いです。

その他
あとはざっくばらんに様々な関連要素が効かれた印象です。どれについても、「NutanixのGUIコンソールでどんな設定項目があって、どのようなことを実現するために用意されているのか。その中では、どんな設定項目があって、各々どのような要件を満たすことができるのか」ということを意識しながら、製品を触っていれば特に苦労しない印象でした。Prism Centralでしか実現できないこともよく聴かれます。改めて、Prism Elementとの機能面の差異として何があるのか、意識されると良いと思います。

勉強法

管理人は以下の対策をしました。

合格点は3000スコアとなります。管理人は4500~5000で無事に合格することが出来ました(NCP-MCI)。ほとんどの項目で80-100%の正解率でした。

合格証

こんな感じです。

NCA

NCP-MCI

最後に

Nutanixを深く理解したいならば、是非お勧めの資格となっております。希少価値も高いと思います。気になっている方は是非Nutanix CEを自宅で構築してみましょう。ワンランク上に行けること間違いなしです。

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