はじめに
Prism Centralの2024.1以降では、ローカルバックアップ機能が使用できます。
サードパーティ製品ではPrism Centralのバックアップが不可能であることから、商用環境ではこちらの機能を使用してバックアップをする必要があります。
今回は、こちらの機能を試してみました。
バックアップ
Prism Central管理から保護を実行
Infrastructure > 仮想インフラ > 設定 > 全般 > Prism Central管理をクリックします。
Continuous Backup > Protect Nowをクリックします。
注意事項が表示されます。次のデータはバックアップされません。
- 90日以降のメトリックデータ
- Calm(Self-Serveceが最新の名称のはずですが…)
- Catalog
- VM Templates
Continueをクリックすると、バックアップ保存先のクラスターを選択する画面に遷移します。最大で3つまでバックアップ可能なクラスターを選択することが可能です。
選択したら、Proceedをクリックします。
同期中の場合は次の様に表示されます。
バックアップが完了すると次のように表示されます。
バックアップ先のクラスターからリストア
Prism Elementの設定 > セットアップ > Prism Central登録から可能です。
ただし、Prism Centralが起動中の場合はリストアできません。
そこで、今回は試しに電源をOFFにしてみたいと思います。
Prism Central VMが1台の場合は次のコマンドで電源断を必ずしてください。
次回、cluster startコマンドを投入してPrismにログインする場合にログインできなくなる可能性が高いです。今回の場合、リストアするため問題ありませんが。
cluster stop cluster status sudo shutdown -P now
無事にPCVMがDonwしてPrism Elementとの接続が失敗すると、次のような画面が表示されます。
これで事前準備は完了です。
再度、Prism Elementの設定画面に遷移します。
今回は、上段を選択します。
注意事項が表示されます。そのままContinueをクリックします。
リストアをするバックアップデータを持つクラスターを選択します。
インストールするPrism Centralのバージョンを確認します。
リストアするPrism Centralの基本情報を入力します。
お気づきだと思われますが、Prism Centralのデプロイと一緒の画面です。
Microservicesについても、デプロイ時と同様の画面です。
確認して問題がなければ、Restoreボタンをクリックします。
17%の状態が5-10分続きます。
しかし、失敗しました。
KB-10904を確認することにします。
次に該当します。
Failure during PC Configuration Restoration
At this stage, the Prism central VM is already created and online, and restoration of the PC configuration and database is in progress. Do not clean up tasks or PC VM at this stage. Any failures at this stage require Nutanix Support assistance.
しかし、もう一度やってみました。
またもや失敗。今度はサブタスクを確認してみると、次の通り、IPアドレス重複が原因でした。
そこで、今度はIPアドレスを重複しないものへ変更した上でリストアします。
リストア中は次のような表示になっています。
1時間以上経過してやっと完了しました。
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