はじめに
pc.2024.3.1を使用してNutanix Guest ToolをLinux VMへインストールしてみました。
前提条件
- /user/localへのアクセス権限を、インストール時に使用するログインユーザーが持っていること。
- lvm2パッケージがあること。
- lvm2のバージョンが2.02.109以上であること。
- pythonのバージョン2.6以上がインストールされていること。
- /mnt/nutanix/ngtへの書き込み権限を、インストール時に使用するログインユーザーが持っていること。
- /mnt/nutanix/の空き容量が550MB以上あること。
- /tmpディレクトリへのアクセス権限を、インストール時に使用するログインユーザーが持っていること。インストールに失敗した場合は、ここにログファイルが生成されるためです。
有効化方法
Prism CentralからNGTをインストールします。
SSRとVSSの有効化を選択することが可能です。ここでは、すべて選択します。また、検証用途のため、インストールが完了したらすぐに再起動します。
管理者権限のあるユーザーを使用するとよいでしょう。
無事に再起動が完了しインストールできると、VMのダッシュボードで、OS名とNGTのバージョンが更新されます。
有効化の確認方法
Guest Tools > Manage NGT Aplicationを選択します。
Reviewを選択します。
すると、現在有効化されている機能を確認することができます。
無効化方法
Guest Tools > Manage NGT Aplicationを選択します。
無効化した機能を選択します。
確認後、Confirmを選択します。
Reviewを行うと、図の様に無効化されている機能に×が表示されるようになります。
VSS用のスクリプトの準備
Linuxの場合、WindowsのVSSの代替としてスクリプトを使用します。
Prism ElementのVMダッシュボードで以下のようなエラーを確認できます。
以下のドキュメントを参考にしてスクリプトの作成、配置、権限設定を行ってください。
Nutanix Support & Insights
通信フローやコンポーネントを理解したい方
Nutanix Bibleを読みましょう。
https://www.nutanixbible.com/pdf/4d-book-of-aos-services.pdf

Nutanix Cloud バイブル(日本語版) - NutanixBible.jp
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注意点
NGTを有効化したVMをクローンした場合、デフォルトでは有効化されていません。
Nutanix Support & Insights
クローンしたVMでもNGTを使用したい場合の対処方法について図付きで整理しました。
Linux

[Nutanix]クローンしたVMでNGTを有効にする方法(Linux編)
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参考
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