はじめに
サブネットの種類の違いについて説明した後、サブネットの変換方法について説明します。
3種類のサブネットについて
Prism Centralによって提供されるVLAN SubnetとAcropolisによって提供されるVLAN Basicの2種類が存在するようになりました。
詳しく述べると、サブネット扱いなので、下記の3種類が存在することになります。
VLAN Basicサブネット(Basic VLAN)
- AHVネットワークベースのVLAN
- Prism ElementのWebコンソールで作成したVLAN
- Acropolisによって管理
- Basic VLANをVLANに移行することは可能(今回はこれを解説)
VLANサブネット(VLAN)
- ネットワークコントローラーを使用したVLAN
- Prism Centralによって管理
- Basic VLANに移行することは不可
オーバーレイサブネット
- 仮想ネットワーク
- オーバーレイ外部ネットワークはトランジットVPCにのみアタッチ可能
- VPCのみオーバーレイ外部ネットワークに接続可能
- VMなどはオーバーレイ外部ネットワークに接続不可
- NATまたはNo-NATタイプのオーバーレイネットワークを設定可能
- No-NATタイプのスケールアウトをサポートしない
- オーバーレイではないVLAN SubnetのNo-NATタイプの外部サブネットはスケールアウト対応
移行方法について
Prism CentralのUIコンソールを開き、サブネットを選択します。画面の様に変換したいサブネットを選択して、Migrateボタンをクリックします。
変換前のサブネットの種類(ここではVLAN Basic Subnet)と変換後のサブネットの種類(ここではVLAN Subnet)を選択して、Proceedをクリックします。
Addボタンが表示されるのでクリックします。変換したいサブネットを選択します。
追加されたことを確認したら、Begin Migrationをクリック。
警告画面が表示されます。本番環境では通信断の時間を検証した上で行ってください。
変換が完了すると次のように表示されます。複数個同時に実施することも可能です。
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