はじめに
次のドキュメントで紹介されているAHVクラスターの停止方法について、多少修正したものを個人の備忘として載せておきます。
Nutanix Support & Insights
停止方法
前提
- IPMIパスワードにアクセスできる状態になっていること。通常は遠隔でサーバ操作をすることになるので、管理コンソールのパスワードを事前に知っておく必要があります。
- NCCが最新バージョンにアップグレードされていること。
- クラスターでNCCの健全性チェックが実行されていること。エラー内容に応じて対応してください。
ncc health_checks run_all ※CVMから
FSVMのshutdown ※Filesを使用している場合
afs ※CVMから infra.stop *
PCVMのshutdown ※Prism Centralを構築している場合
cluster stop cluster status
sudo shutdown -P now ※PCVMから もしくはVMのダッシュボードからGuest shutdown
ゲストVMのshutdown
Prism UIから実施するのが基本です。ただし、検証用途で使用している環境ならば、次のコマンドで対応することをお勧めします。本番環境では使用することは全くお勧めできません。全てのVMが停止するためです。意図しないVMまで停止させてしまう可能性があります。
for i in $(acli vm.list power_state=on | grep -v NTNX | awk 'NR!=1 {print $NF}');do acli vm.shutdown $i ; done ※CVMから
ゲストVMの停止を確認
acli vm.list power_state=on ※CVMから
仮に、ゲストVMの電源がONの場合は、電源を強制的にOFFにする。
acli vm.off vm-name ※CVMから
クラスターの停止
cluster stop ※CVMから
クラスターが停止したことを確認
cluster status ※CVMから
ただし、次のサービスは起動したままです。
- Zeus
- Scavenger
- Xmount
- VIPMonitor
- IkatProxy ※ドキュメントには書かれておりません。
CVMのshutdown
sudo shutdown -P now ※CVMから
CVMのステータスの確認
CVMが稼働しているAHVにSSHログインして次のコマンドを実行します。
virsh list --all --title ※AHVから
Stateがshut offになっていれば無事にshutdown完了です。
IPMIによるサーバの電源停止
IPMIの電源管理画面からサーバの電源を停止します。
起動方法
AHVの起動
IPMIの電源管理画面からサーバの電源を起動します。
- クラスターサービスが起動するまで約5分間待機します。
- 全てのノードが起動すると、全てのCVMが自動的に起動します。
クラスターの起動
cluster start ※CVMから
クラスターのステータスの確認
cluster status ※CVMから
ゲストVMの起動
Prism UIから実施するのが基本です。ただし、検証用途で使用している環境ならば、次のコマンドで対応することをお勧めします。本番環境では使用することは全くお勧めできません。全てのVMが起動するためです。意図しないVMまで起動させてしまう可能性があります。
for i in $(acli vm.list power_state=off | grep -v NTNX | awk 'NR!=1 {print $NF}');do acli vm.on $i ; done ※CVMから
PCVMの起動
Prismから手動で電源をONにしてください。その後クラスターを起動します。
cluster start ※PCVMから cluster status
FSVMの起動 ※Filesを使用している場合
afs ※CVMから infra.start *
状態の確認
Prism UIからレジリエンシーの確認、意図したVMが起動・停止していることを確認します。
コメント