はじめに
VScodeを使用してパスワードレスでCVM、PCVMにSSH接続されたい方のために手順を載せておきます。
vscodeで準備するもの
次の拡張機能をインストールします。
“Remote Develpoment”
公開鍵と秘密鍵の準備
teratermで作成するのが手っ取り早いと思います。
次に手順を掲載しているので参考にしてください。
Teratermで簡単! ! 公開鍵認証を設定してパスワードレスでSSHログインする
teratermを用いた公開鍵認証の設定方法についてスクリーンショット付きで解説しています。
クラスタロックダウンの設定
設定 > セキュリティ > クラスタロックダウンをクリックします。
New user SSH Keyをクリックします。
公開鍵の名前と公開鍵の情報を入力します。
秘密鍵の配置
秘密鍵を任意のディレクトリに配置します。
一般的にはWindowsを使用している場合は、「C:\user\.ssh\秘密鍵」あたりでしょうか。
configの修正
Remote Developmentをクリックすると、次の画面が表示されるので歯車マークをクリックします。
.sshディレクトリ配下にあるconfigファイルをクリックします。
次のように修正して保存します。
Host NTNX-HOME-A-CVM # 接続先のIPアドレス HostName 192.168.0.112 # 接続先で使用するユーザー名 User nutanix StrictHostKeyChecking no # パスワード認証は行わない PasswordAuthentication no # 公開鍵認証を優先 PreferredAuthentications publickey # 秘密鍵の絶対パス IdentityFile C:\Users\user\.ssh/nutanix_id_rsa # 鍵認証に限定 IdentitiesOnly yes
Hostで定義したホスト名が一覧表示されるため、→か右隣のマークをクリックします。
次のようにOSの種類を尋ねられるので、Linuxを選択します。
認証情報に問題が無ければ次のように接続済みマークが表示されます。
注意点
- ターミナルではデフォルトでbash-4.4$と表示されます。
- sudo suを行うことでroot@ホスト名:が表示されるようになります。
- acliコマンドが使用可能です。
- ncliコマンドが使用可能です。
- genesisコマンドが使用可能です。
- clusterコマンドが使用可能です。
- hostsshコマンドは使用可能です。
- allsshコマンドは使用できません。
- 新しい公開鍵を設定した場合、.ssh/known_hostsで古い鍵情報が残っていると、リモート接続に失敗します。
- ターゲットとしてCVMやPCVMのVIPにするとリモート接続できません。
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