はじめに
AOS7.0のリリースがつい先日に発表されました。
それと共に、Prism Centralも最新バージョンであるpc.2024.3がダウンロード可能になりました。
今回は、pc.2024.2からpc.2024.3へアップグレードを行う過程を、こちらに載せておきます。参考になれば。
AOS7.0とAHV10.0のアップグレードの過程はこちらの記事を参照ください。
Upgrade Pathsの確認
念のため確認します。アップグレード可能でした。
AOSとの互換性の確認
確認したところ、AOS6.8以降であれば互換性がある模様です。
pc.2024.3へのアップグレード
サポートポータルのdownloadページからpc.2024.3のUpgrade版をダウンロードします。
Prism Centralのアップグレードからダウンロードしたファイルをアップロードします。
アップグレード中
完了したら、Upgradeボタンをクリックします。
推奨事項が表示されるので、一読しておきます。
その後、チェックボックスを有効化してアップグレードをクリックします。
しかし、アップグレードの途中で失敗しました。vCPUの数が足りないようです。
(リソース食いすぎでは…)
そこで、次のドキュメントを参考にしてvCPUを増加します。
※なんとなく電源断するとPrism Centralは経験則として壊れます。
Prism Centralのリソース変更方法については、こちらで整理しておきました。
リソースの増強が完了したら、アップグレードを行います。
今回は、事前アップグレードを行いました。
問題ないようなのでアップグレードを行います。
アップグレード完了直前でPCVMの再起動が発生します。
この際、アップグレード用のスクリプトが動いているみたいで、しばらくの間genesisが起動しません。
CRITICAL: Failed to start genesis because CVM is under upgrade and postinstall script runs are pending/failed. Please reach out to Nutanix support for more info.
20-30分程度経過すると、ログインできるようになりますが、まだ99%の状態のままです。
ただ、この状態でもアージョンアップが完了していることは確認できました。
タスクを確認すると次の状態でした。
しかし、ダッシュボードのロードに失敗したままとなります。
1時間後にふとログインしてみたら、ダッシュボードが正常になっていました。
まだこの状態でも、タスクの進捗が99%のままでした。
さらに1時間ほどすると無事にアップグレードが完了していました。
タスクを確認してみると、どうやらシステム定義のVolume Groupの作成を行っていた模様です。
アップグレードの変化
①Prism Elementからアクセスできなくなります。
こちら、Prism CentralからPrism Elementにログインすれば元に戻りました。
②Playbooksなどが別のダッシュボードに遷移しました。
またProjectも別のウィジェットに移動しております。ほかにもいくつかありました。
③Security Dashborad
AOS6.9以降の場合に表示されるようになります。
(AOS6.9!?)
④連結クラスタが登場
新しい機能が登場していました。後日、猛者の方達が丁寧にわかりやすい記事をあげてくださるはずです!(他人本願)
⑤マーケットプレイスにCiscoが登場
何ができるのかはわかりません。
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