はじめに
この記事は、以下を実現するために作成しました。
- VMware WorkStation ProでBIG-IPを冗長構成で構築する。
- BIG-IPを利用した実サーバ(リアルサーバ)へのアクセスを実現する。
- 2点を実現することで、本格的なロードバランサーの学習環境を提供する。
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仮想マシンの起動
『この仮想マシンをパワーオンする』をクリックします。
次の画面が表示されます。BIG-IP~となっている行が選択された状態ならば、このまま放置で問題ありません。直ぐに切り替えたい方はエンターキーを押します。
次のようなポップアップが表示されますが、OKをクリックします。
暫くすると、コンソール画面が表示されます。
次のIDとパスワードでログインします
ID:root
パスワード:default
初期設定ではパスワードポリシーが厳格なため、パスワード変更が求められます。
大文字と小文字を含んだ8文字以上のパスワードなら問題ありません。
パスワードを変更します。
注意:英字キーボードになっているので注意してください。
mgmtポートのIPアドレス確認とWebUIへのログイン
初期設定ではDHCPを使用してIPアドレスを取得します。
IPアドレスを確認するには次のコマンドを投入してください。
ifconfig mgmt
管理人の環境では次のようになっていました。
BIG-IP-01:192.168.3.79 BIG-IP-02:192.168.3.101
今回はWebUIから変更してみます。
ブラウザを開いて、https://IPアドレス を検索バーに投入します。
すると、管理画面が開きます。IDとパスワードは以下となります。
ID:admin
password:rootのパスワード
入力後、パスワード変更を求められるので変更します。
初期パスワードの変更が完了しました。
ログインすると、次の画面が表示されます。
2号機についても同様の手順を行います。次に初期設定を行っていきます。
管理IPアドレス、ホスト名、タイムゾーンの修正
Platformタブを選択すると、次の画面が表示されます。
- Management Config IPV4
- Host Name (.localを末尾に付与する必要があります。)
- Time Zone
- Root Accountのパスワード
を修正します。
Nextをクリックすると、設定が反映されます。
管理IPアドレスが変更されたため、新しいIPアドレスのページへ自動的にリダイレクトされます。
2号機でも同様の手順を実行します。
ライセンスのアクティベート
次に、ライセンスを有効化していきます。
インターネットに接続することができる前提の手順とします。
Activateをクリックします。
取得したBIG-IP VEのライセンスキーをBase Registration Keyへ入力し、Nextをクリックします。
条項に同意します。
すると、次の画面が表示されます。ライセンスが適用されるまでしばらく待ちます。
変更が完了すると、次の画面に遷移します。Continueをクリックします。
2号機でも同様の手順を実行します。
リソースプロビジョニング
BIG-IPは一般的なロードバランサーの機能を提供するLTM以外にも様々な機能がモジュールという形で提供されています。今回は変更しませんが、検証したい機能に応じて有効化してください。
セットアップの完了
Networkタブを選択します。Finishedを押してセットアップを終了します。
2号機でも同様の手順を実行します。
これでVMのセットアップは完了しました。次回はネットワーク関連の設定を行います。
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